口の付近のけがの原因は
交通事故や転倒につづいてスポーツによるものが多く、
特に動きの早いスポーツや接触の多いスポーツでは
顎や顔面のけがの発生率が 高くなっています。
マウスガードとはスポーツするとき、口や顎のけがを防ぐため、
弾力のある材質でできた上顎の歯を覆う形をした保護装置で、
マウスピースともよばれていました。 その効果として
1、歯の保護
2、口の中の軟組織の損傷予防
3、顎骨骨折の予防
4、顎関節の保護
5、脳震盪の予防
があげられます。
またスポーツをするとき多くはパワーを出す
ために歯をくいしばります 。
マウスガードによってバランスの良いかみ合わせにすることで
筋力の向上、瞬発力の向上,平衡感覚の向上が期待できます。
人によって効果は違いますが 最大5%以上の
向上効果が立証されています。
マウスガードにはお湯でやわらかくして
口の中である程度調整のきくマウスフォームドタイプや、
まったく調整のきかないストックタイプなどの市販品がありますが、
歯にぴったりとあわせるのは難しくかえって顎関節に
損傷をあたえかねない場合があります。
歯科医院で歯形をとって製作するカスタムメイドのものは、
脱落しにくく予防効果も高く、装着感もよく
試合や練習への集中力が向上します。
(奈良県歯科医師会監修)
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